2025.04.18
【重要・更新】子宮頸がんワクチンについて
2022年4月から2025年3月までに1回でもHPVワクチンを接種された方のみキャッチアップ接種が1年間延長されました。1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性はご自身のワクチン接種歴をご確認ください。
【子宮頸がんとワクチンについて】
子宮頸がんワクチンは子宮頸がんなどの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンです。
2000年以降、日本国内では子宮頸がん患者が増加傾向にあり、子宮頸がんによって毎年3000人近い30-50代の女性が命を落としています。子宮頸がんの予防におけるHPVワクチンの役割は非常に大きく、定期接種にあたる年齢で接種した場合、子宮頸がんの発生が90%近く抑制されることが分かっています。
2013年から控えられてきたHPVワクチン接種の積極推奨が2022年4月から再開され、2025年3月までは定期接種の対象にはない1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性に対してキャッチアップ接種というワクチン接種への助成が行われました。
子宮頸がんワクチンは女性の健康を守る非常に重要なワクチンです。小学校6年生から高校1年生までの定期接種期間のワクチン接種をお勧めします。
なお、9価ワクチンの場合、初回接種が15歳未満であれば2回で接種を完了することも可能です(15歳以上では3回接種が必要)。ぜひ早めの接種をご検討ください。