2024.12.01
【重要】子宮頸がんワクチンについて
※ 一部の報道にもありますが、2025年3月までに1回でもHPVワクチンを接種された方を対象に、キャッチアップ接種が1年間延長される可能性があります。対象年齢にある1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性でHPVワクチンの接種がまだお済みでない方は、ぜひ2025年3月までの接種開始をご検討ください。
子宮頸がんワクチンは子宮頸がんなどの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンです。
2000年以降、日本国内では子宮頸がん患者が増加傾向にあり、子宮頸がんによって毎年3000人近い30-50代の女性が命を落としています。子宮頸がんの予防におけるHPVワクチンの役割は非常に大きく、定期接種にあたる年齢で接種した場合、子宮頸がんの発生が90%近く抑制されることが分かっています。
2013年から控えられてきたHPVワクチン接種の積極推奨が2022年4月から再開され、2025年3月までは定期接種の対象にはない1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性に対してキャッチアップ接種というワクチン接種への助成が行われています。
子宮頸がんワクチンは女性の健康を守る非常に重要なワクチンです。たとえキャッチアップ接種の期間内に必要なすべての接種を終えられないとしても、1回でも多くのワクチン接種を2025年3月までに受けられることをお勧めします。